これまでとは違う客層

2012-01-14

「○○さんって、なにか考えてるのかと思って見ると、だいたい寝てますよね」おう、悪かったな。旅を長くつづけるとそういう体質になってしまうのだよ、と自己弁護を口にしながら、少し甘味のある豆乳を啜るしかなかった。しかしこの旅の途中、H君もいつか、バスのなかでこんこんと眠りこけるときがくるはずである。アジアハイウェーはそんな道のりだった。北京から乗ったバスのなかで、H君が不安になる理由もわかっていた。それはこれまで乗ったバスとは客層が違っていたからだった。

[参考]
心のリゾート海の別邸ふる川 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad340836/

瀬波温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50202.html

厚木・海老名周辺のビジネスホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/biz/140000/LRG_141100/

丹東、そして瀋陽で買った切符には直達と書かれていた。ノンストップ便という意味だ。しかし、永定門長途汽車姑から乗ったバスは、高速道路を走るものの、行き先は東営という聞いたこともない街だった。おそらく窓口の職員は、いちばん早く石家荘に着くバスを選んでくれたのだろうが、それは直達ではなかった。その違いがまず客層だったのだ。これまで乗ったバスの客は、ビジネスマンや中国の経済発展の恩恵を受けた金持ち風が多かった。手にする荷物も少なかった。ところが北京からのバスの乗客は、人民服とは違うが、同じようなデザインの作業着姿のおじさんや天秤棒を担いだおばさんだった。北京に買い物にやってきたらしい若者は、テレビが入った大きな段ボールを車内に持ち込んでいた。ローカルバスの趣だったのである。ついでにいうと、車掌は制服もないそのへんにいそうなおばさんになった。