会社の株価について

2012-02-05

株式市場は、投資家が会社の将来の利益について考えて、株式に値をつける場だ。株価に「先見力かある」とまでは、あてにしないほうがいいが、その会社に対する、現時点での一般的な評価を反映している。たとえば「御社の株式の時価総額は、現在の株価で○○○○ですが、同業他社の時価総額との差について、要因を説明してください」といった質問は、新卒の採用面接の際に、面接官に聞く質疑応答のテーマにいいだろう。株価と会社の評価との関係について、基礎的な知識を少し説明しよう。

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「ファンドマネージャーの視点で、就職するのにいい会社を選んでください」という種類の質問を受けて、当惑することがときどきある。「一〇年先、二〇年先の成長企業を見分ける方法を、これから就職する学生に教えてほしい」というようなご質問もある。だが、ファンドマネージャーには、一〇年後、二〇年後の成長企業を見分ける能力などない。もちろん、ファンドマネージャー以外の人にも、そんな能力はない。会社の将来がある程度具体的に予想できるのはせいぜい二年先までだ。従って、株式市場で成長性を囃して高い株価がつけられている企業に就職しても、期待に反することが多いと思う。いずれにせよ、「明日の成長企業を目指せ!」といった周囲のムードやメディアの煽り記事は、あまり真に受けない方がいい。