服の良し悪しは自分で着てみなければわからないというわけで、かさむ衣装費に頭を抱える人も多い。洋服代が年間200万円を超すという人もざらにいる。一般に、エディターやジャーナリストに必要とされるのは、人脈と行動力といわれる。新しさをキャッチする感性や情報収集力、歴史を勉強することも大切だ。ただ何よりも重要なのは、徹夜に耐える体力かもしれない。日本のファッションジャーナリズムには、パリやニューヨークなど海外に比べてシビアな面が足りないとよくいわれる。アパレルメーカーが出した新作に辛辣な批評をしたり、不正を真っ向から正したりといった例はたしかにまだ少ない。「広告がらみで真実を伝えられない」、「企業に依存する体質が抜け切らない」という批判はある。ただ、ファッション産業の成熟とともに、最近では日本でも新たなファッションジャーナリズムが確立される方向にある。