三越は、この自主編集MDを「戦略平場」と命名し、独自性を強く打ち出すことに取り組んでいる。「戦略平場」は、ライフスタイル提案を切りロにした「新・平場」と、単品集積売り場を進化させた「新・単品平場」の2つに分かれ、その数は「新・平場」が7企画59平場。「新・単品平場」が13企画70場。婦人服から雑言、紳士服、菓子など他部門にわたっている。反応は上々だ。利益率は通常の平場よりも4〜7%高く、婦人ファッション分野の売上は計画通りの数字を達成した。店頭売上に占める割合も10%にアップしたという。バイヤーに商品提案の権限を持たせた「ショップマスター制度」を各売り場に導入する運営手法が軌道に乗った格好だ。地域によって売れ筋、顧客の志向は異なる。「ショップマスター制度」は、こうした地域ごとの特性をすくい上げ、売り場に反映させることに成功した。三越では、この「戦略平場」をさらに増やし、トータルでの売上1000億円を当面の目標としている。