受験生は、ある意味でマラソンランナーのようなものです。マラソンランナーは、どんなに優れた選手でも、四二・一九五キロメートル先のゴールまでの道のりをどう走るか、完全に把握しきって走っているわけではありません。自分のその日のコンディションや他の選手との接触など、思わぬトラブルがあるかもしれません。走ってみないとわからない要素があるのです。しかし少なくとも、ゴールに達するその瞬間はイメージしているはずです。そのイメージを描きながら、一定の距離ごとにタイムをはかり、ペースを調整していきます。自分がもっている力を今どの程度出すか、それを常に考えて走り続けます。